ハンズフリー解錠の設定

ハンズフリー解錠について

ドアに近づいたとき、スマホが機器のBluetooth に反応して自動で解錠する機能です。

マンションの共用部ドアや、セキュリティが1ドアのオフィスや住宅玄関などで使われています。

BTリーダー型

ドアの前に設置したBTリーダーに近づいたときに解錠します。

ハンズフリー解錠するドアが近くにある場合、誤作動の可能性があるのでタッチ解錠をご利用ください。

BT内蔵型

ドアの近くに設置した制御機器に近づいたときに解錠します。

BTリーダー型より反応の範囲が広くなるので、住宅やドアの近くに席があるオフィスでは室内からの解錠防止機能をONにしてください。

対応機種
  • iPhone6s iOS12以降(タッチ・ハンズフリー解錠はiOS13以降推奨)
  • Android OS8以降(タッチ・ハンズフリー解錠はOS10以降推奨)

Android端末は、Google Playからアプリをインストールできるものに限ります。タッチ・ハンズフリー解錠は、一部メーカー・機種のAndroid 端末でスマートフォンの省電力モードなどの追加設定が必要です。

タッチ・ハンズフリー解錠が使えるドア

ドアの鍵の動作配線方式タッチ解錠
注 1
ハンズフリー解錠
注 2
オートロック(自動施錠)全ての方式
施錠・解錠を繰り返しJEM-A出力(4線)または電気錠直接制御(6線)
接点出力(2線) 注 3
  1. タッチ解錠は、BTリーダー型のみ使用できます
  2. ハンズフリー解錠は、BTリーダー型で入退室記録機能を使用中のドアは設定できません
  3. 接点出力(2線)の場合、解錠中にハンズフリー解錠すると施錠することがあるので、使用をおすすめしません。設備の構成・配線方式がご不明な場合は、施工店または弊社サポートにお問い合わせください。

WEB管理画面の設定

メニュー「設定」>「ドアの追加・設定」> ドアを選択

タッチ・ハンズフリー解錠共通

1. ドアの位置情報

未設定の場合は、ドアの位置情報を登録してください。登録すると、スマホアプリでタッチ・ハンズフリー解錠をONにできます。

2. ハンズフリー(タッチ)解錠の使用

初期設定は許可になっています。不許可にすると、スマホアプリでタッチ・ハンズフリー解錠が使用禁止になります。

ハンズフリー解錠の追加設定

3. 室内からの解錠防止設定

BT内蔵型の機器場合、室内・室外のどちらから近づいても自動解錠します。室内側から解錠しないようにするには、室内からの解錠防止をONにして、下記のどちらかを設定してください。

WiFi接続中に自動解錠しない

ドアに近づいたときに無線LANに接続しているときは自動解錠を中止します。ただしドアに近づいて先に室内の無線LANに接続することもあるので、無線LAN接続後一定時間内は自動解錠します。

100m以上離れて自動解錠再開

一度自動解錠したら、そのドアから約100m以上はなれてから近づいたときに再度自動解錠します。部屋に無線LANがないときに設定してください。

WEB管理画面での設定は、利用者のスマホアプリの初期設定に反映されます。ただし、利用者自身でアプリの設定変更をすることはできます。

機器からの電波の強さを調整

Bluetooth電波の強弱設定

ドアや壁の材質、機器の設置場所によって、ハンズフリー解錠が遠くから反応したり、反応しづらいことがあります。
アプリだけで調整できないときは、下記を参考に機器からの電波強度を設定してください。

  • この設定機能は、2020年2月以降の製品でご利用いただけます
  • BTリーダー形の場合は初期設定のままで使用できますが、実際の動作を確認したうえで必要に応じて電波調整してください

近づいても反応しないとき

アプリの「解錠するタイミング」を一番右側(遠くから)にしても反応しないときは、ベリキー機器の電波強度を強くしてください。

遠くから反応するとき

機器の電波が強い場合、はなれた位置から解錠して、タイミングが合わず解錠できないことがあります。そのときは電波強度を弱くしてください。

アプリの設定画面を表示

スマホアプリで電波強度を設定します。あらかじめアプリに鍵発行して、ドアを解錠できるスマホを用意してください。
Bluetooth通信するので、ベリキー機器の近くで操作してください。

現行製品および旧ビジネスタイプ製品

  1. アプリ「設定」画面の「機器の管理・設定」ボタン
  2. WEB管理画面のID/パスワードでログイン
  3. 「施設名」を選択 > 設定するドアを選択
  4. 機器の近くで「ハンズフリーの電波強度設定」ボタンを押してください

旧ホームタイプ(BT内蔵型)

オーナー登録したスマートフォンを使って設定してください。

  1. 鍵の詳細」画面の右上の「設定」ボタン
  2. 機器の近くで「ハンズフリーの電波強度設定」ボタンを押して下さい

機器からの電波の強さを設定

電波強度の自動設定

ドアの外側で約3m離れて、「電波設定を開始」してください。
電波計測後、電波強度が自動設定されます。
※ 2021年3月以前の製品は、次の電波強度を直接指定で設定してください。

自動設定で調整できないときは、ドアや壁の材質を参考に電波強度を直接設定してください。

製品タイプ外壁やドアの材質電波強度の目安
BT内蔵型金属やコンクリート-4dB 〜+4dB
ガラス窓やボード壁-4dB 〜-12dB
BTリーダー型外壁種類の影響はありません-8dB〜-16dB

電波強度を直接指定

電波強度を設定後、「終了」>「保存して終了」してください。

使い方

利用者スマホでハンズフリー解錠するをONにすると、スマホの設定がアプリに表示されます。

アプリのハンズフリー解錠の使い方を表示

BTリーダー型はタッチ解錠が初期設定されるので、ハンズフリー解錠を使用するときはアプリ内のハンズフリー解錠に切り替えボタンで設定してください。ハンズフリー解錠を初期設定にするときは、サポートにご連絡ください。